2016年2月11日木曜日

信楽焼き





















今日は午前のミーティングと午後の打合せの間に、
工場長と急遽信楽(しがらき)へ行ってきました!
ずーっと気になっていて、半年近く行けていなかった場所です。

Reposオープンの2年程前、まだ開業準備を始めたばかりの頃、
「カタチ」から入るタイプなので、メニューもまだ全く決まっていないのに、
カフェ=器=【信楽】と、器を見に行きました。

信楽には、とーってもたくさんの陶器店や窯があるのですが、
たった1軒、建物に一目ぼれし、入ったお店でオーナーさんと意気投合し、
さらに器にも一目ぼれし、
30分ほどの間でオリジナルの器を作っていただくことが決まりました。

口頭と筆談で、「この色で、あと1センチ高く、広く・・・」と言う私たちに
「これで何を飲まれるん?」→「店をします。」「コーヒーいれます。」
→「それやったらあと6mmほど広い方が~1回水入れて容量みましょ!」
そんな会話でした。

私の母親よりもまだ少し上のお年でしょうか?
普通だったら、珈琲=カップとお皿、
湯呑から形を変更してコーヒー用に、しかも超少量でオリジナル製作を、
なんて鼻で笑われそうなのに、
「それ、いいね!」とすぐに賛同+専門家としてのアドバイスを+。
そうして、10年前私たちの店のまず柱ができました。
 
それからも草々徒でランチを始める時、新メニューを作るとき、
何かと言えばここにきて、器からメニューができていきました。
 
今回、急遽行ったのは週末の草々徒の予約数に対して、
「器が足りない。。。」ということを知ったのと、
(完全にノーマークでした。。)
オーナーさんのお身体の具合が最近あまり良くないから。
顔をみるとにっこりとお元気そうでしたが、
考えてみると、初めてお会いしてからもう10年以上、
「そろそろどうするか決めますわ」
変わらない笑顔の下に静かな覚悟が見える重い言葉でした。
 
何気ない毎日に感謝をこめて、1日1日を大切に過ごしたいと
帰りの車中、どんどん変わっていく山の景色を見ながら思いました。

そんなこんなで、明日のReposの雑貨スペースには、
たーくさんの器が並びますv
ご来店お待ち申し上げております。

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Repos de midi/草々徒
web shop:http://shop-repos.com/